2月19日 血液検査の結果
ヘモグロビン等優秀。
が、フェリチン17ng/ml
先に書くと、鉄欠乏性貧血でした。潜在的鉄欠乏の初期状態。
一般的にはフェリチンが12ng以下で鉄剤が処方されるらしく、17ngは少し低めだけど問題なしと診断された、、のだけど。
一般的にはそれでいいんだけど、マラソンを走るとなると話は違った。
運動・競技・女子・フェリチンで検索してわかったのは、
フェリチン値30~50は必要、20以下で競技力低下
→17は少なすぎる・枯渇一歩手前もしくは既に枯渇状態ということでした。
ラストスパートできないのも貧血の症状だったわけね。
ラン友にそんなになったら(ラスト5kmの意識が危なかった状態)棄権せんといかんって注意された。でも自分でも何が起こってるかわからなかったんだもの。頭の中??????だらけだった。
参考にした公開されているpdf・note
足底筋膜炎の記事でもとても分かりやすい文章を書かれていた方のnote→慢性的な足底筋膜炎の治し方|RUN-LINE|note
「長距離ランナーの鉄欠乏性貧血の対処法」も読めば読むほど参考になり、自分と照らし合わせてさらに詳細な検索をするのにも助けになった。鉄剤をどう摂ったか・回復の過程・対処例・患者の気持ちまで救いになる言葉が記されている。
個人差も大きい上に、医学界ではそもそも貧血患者が体をぎりぎりまで酷使するというケースは想定されていないので、統計もありません。リスクとリターンを考えた結果、私は初めに2本静脈注射を打って、あとは経口摂取にしました。私の場合は、経口摂取で明らかに症状が改善されていたので、リスクは負わないようにしました。
私などは酷使するレベルまで追い込んだりできないし筆者のようなエリートでもないんだけど「患者が体をぎりぎりまで酷使するというケースは想定されていないので〜」のところなどとても染み入りましたね・・・。
ここまで読んでマラソンを問題なく走れる女子の数値はどれくらいなのかデータを探して以下のリンクを見つけました。
鉄に関する基準値や参考値などがわかりやすく説明されている
キーノート土屋.indd(pdfデータ)
「ランニング学研究 ランニングにおける貧血の実態と解決策」
こちらは陸上女子の症例や貧血の過程、食事メニューの工夫が書かれていてとても参考になった。筋肉の発達でも貯蔵鉄が使われるため鉄欠乏につながることがあり、成長速度が落ち着くと徐々に貧血が改善される等。
一部抜粋
食事を見てみるとチョコレートを朝ごはんにするといった問題がある。
フランス的でいいと思うが貧血という観点からは望ましくない。
「フランス的でいいと思うが」 ウケるw
続いて
当院の管理栄養士がメニューを作り、この2カ月ほど頑張っていた。
鉄の補充には2系統あるが、吸収されやすいのはヘム鉄といって、肉やレバー、マグロなどに含まれている鉄である。肉でもロースよりは腿や肩の肉が効率よく摂れる。他は非ヘム鉄でひじき、ほうれん草、小松菜などに含まれている鉄であるが、吸収率が悪い。ひじきのふりかけは管理栄養士の苦心の作である。
肉の部位でロースより腿や肩が効率いい等を知らなかったのと、ひじきのふりかけは手軽でいいなあと感心したのですぐ用意した。
鉄は薬剤やサプリから多く摂り過ぎると(正しくは長期間多く摂り続けると)肝臓に負担をかけるので、出来る限り食品から普通の食事だけで摂りたいと思ってきた。
私の肝臓の数値AST,ALTはここ1年ほど大腸とのつながりから少し高めに出ている。薬(ペンタサ)の副作用もあると思う。こういう理由で普段からあまり良好でない肝臓には出来る限り負担をかけたくなくて鉄サプリも避けるようになっていた。
生理時のみ鉄剤を飲んでいた時期があったけど、それもここ1年は飲まなくなっていてサプリに頼らず約4ヶ月毎の血液検査のたびに優秀な数字が出てくるので自分でもすごいなと安心しきっていた。
しかしなぜこんなにしんどいのに何も問題がないのでしょうかと2回医者と話した覚えがある。そのうちの1回が去年10月。オーバートレーニング症候群でヘロヘロだった時。
血液検査結果表になぜかいつもフェリチンの項目が入ってないこと、今回も検査しても手元の成分表に項目がなく先生に直接お願いして診察時にモニタで数値を確認してはじめて17しかないのがわかった。(なぜ出さない…)
なぜ出さない… とがっくり首を落としたものの、そもそも先生はスポーツ医療の医者ではないし、肝臓他腫瘍マーカーを経過観察してくれてるわけで自分が気がつくべきなのだ。先生は悪くないのである(T T)
これまでフェリチン12以上・その他項目が優秀なので日常生活では問題無しとしてスルーされた可能性が大きい。前回の10月の採血でもフェリチンは低くないかと質問して問題ないと言われていたけどこの時すでに競技に必要な30ngより低値だったのかもしれない。
その結果隠れ貧血〜普通に貧血初期症状が出ているのを見過ごしてきたのではないか。
オーバートレーニング症候群は現在とは比べものにならないくらい異常なしんどさだったので貧血だけじゃないと思うが。
消化器管からの出血を止めるのは難しいし体調はどうにもできないことがあるけど、
今後は鉄分の補給は絶対的に必要、フェリチンの項目は今後は必ずチェックすることで自己管理していこうと思う。
鉄欠乏性貧血だとわかって諸々な不調が合致した件について
自分でも驚いているのだけど、鉄を積極的に摂ってまだ数日ですが変化したことがあるので次の回に書きます。