FaceBook繋がりでこちらのイベント「とくしま100kmワンデーラン」を知りました。
FaceBookを全然有効活用してなかったのでグループなどノーチェックだったけどこんなイベントがあったなんてね。
参加は直前まで受け付けてくれてた。
https://tl-ph.facebook.com/events/495945401814723/
参加費無料のイベントということで出費は前泊と交通費くらいでした。
ありがたい。
ただし大会ではなく有志によるイベントなので
- 荷物預かり無し
- エイド無し
- スタート・ゴール地点にトイレ無し
日の出前にスタートして阿波しらさぎ大橋で見る日の出は素晴らしく綺麗だった!
鳴門公園に向かう途中、主催者さんと並走して観光案内してもらいながら走ったり
今回のイベントで自前の足で徳島を100km踏みしめて観て回りました。
出発前までに用意しておくものメモ
- テーピングテープ カット+予備 足指分も
- 絆創膏 ワセリンなどの保護剤
- 小銭(・自販用・コンビニ・スーパー・DNF非常時のバスorJR交通費)
- 着替え(帰りの)
- 洗面具(泡立てネット
- 化粧品(UV等)
- ドレステスト済みウェア,装備品リュック・バッテリー等
- 補給食/モルテン320 ゼリー,取り寄せが必要なもの
- グルタミン4g+オルニチン1~2g/10km毎,+BCAA3g+マルチビタミン/20km毎
スタート日時6月20日4:30から
逆算して考えた・実行したスケジュール
前日 移動日
- 19日(土)高速バスにて徳島着 13:00あたり
- 昼食→移動→宿泊先着15:00あたり
- 明日の準備をしつつ→イオンへ夕食と明日の補給食の買い出し
- 夕食・入浴18:00あたり
- 明日の準備
- →赤飯をシャリ玉にしてラップ、ウェアのポケットに入れておく
- テーピングテープの最終確認
- 就寝19:30
20日(日)
- 起床1:30
- 着替えながら、朝食バナナ、ポットの電源を入れて湯を沸かし
- インスタント麺(どん兵衛)用意。どん兵衛にはスライスした餅も入れる
- モルテンドリンク320を溶かす。完全に溶けるまで時間がかかるので注意、前日のうちに用意しても可。給水用ボトルに入れ残りを飲む
- テーピング※いつも30分くらいかかってしまう。足爪にも貼る
- 日焼け止めメイン+アネッサスポーツ用リキッドファンデ
- 日焼け止めは和光フレイズのfighter。腕、首、今回は足もfighter
- コーヒーなど飲む
- 3:30荷物をまとめて宿を出る。持って出る荷物以外は宿で預かってもらい後で受け取る手配済。
- 4:00マリンピア着
- 4:30スタート(モタモタして4:32)
- 15:17頃ゴール タイム/12時間45分
スタート、ゴール地点にトイレがないのが心許なかった。
スタート直前に行けたらいいんだけどこればかりは仕方ないのでコースに出てから利用できるトイレを調べ倒しておいた。
リタイヤは自力での撤退。しかし土地勘がないのは辛い…。
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コースはgpxデータが公開されているが利口な使い方ができなかったのが泣きどころになった。
目標タイム
まずは12時間くらいで帰って来れればいいなと考えていた。
エイドがない分、コンビニのレジに並ぶ、スーパーのレジに並ぶ、トイレに走る(コースから外れる)、自販機利用時に手持ちボトルに詰める時間等、普段のレースよりも一々時間を食ってしまう。
そこまでは想定範囲なので12時間くらいと考えていた。
レースだったら最後に眉山登ってサブ12はしておきたいところだけど
今そんなストイックな精神はないなぁ…。
結果
緩めに考えてた割に読みより更に時間がかかった。
だいたい12時間45分てところ
バッテリー節約を兼ねて5kmラップで計測しているが、ストラバでは概算1km刻みで記録されている。
全通しの計測時間12:44:48
イベントのタイム報告では12:47
※ゴールしてからスマホでチェックページを開いて名前入れて送信するためタイムラグが大きい
想定外その1
ロスト。公道で2回もやらかしてしまった。
ガーミンのバッテリーのことを考えて最初からナビを起動しなかったこと、事前にgoogle mapで確認できる道は見てたけど100km全部覚えてるわけもなく普通に迷子やってしまった。
曲がるべきところを通り過ぎて1km走ったあたりで気がつくパターンを2回もやった。
1回目のロストの後しばらくナビを起動していたのに、もういいかなーと切ったところで2回目のロストやらかす。
前半で+4kmやってしまい落ち込みながら峠を上った。
想定外その2
脱水。
河川敷区間約10kmに自販機がゼロだった。
また、チェックポイント④66km(ロスト分+で実質70km)でわざわざローソンのレジに並んでダブルアイスラテを注文、美味しく頂きご満悦になり、手持ちのボトルにも7割水が入っていたことから完全に油断していた。
疲れが出始め気力が落ち気味で集中力低下したところで河川敷に入り、高瀬橋(沈下橋の徳島バージョン、潜水橋という)を渡ったところで待っていたおじさん「眉山には登らんといかんよ!」と、遠い山の頂を指さされ打ちのめされた。
眉山展望台は88km地点なのでおよそ20km先なのだ。
今日のイベントを知ってる人が各所にいて走ってる物好きを応援してくれるのだが霞んで見えるとこに指ささんといてよおじさん。めちゃとおぃ・・・
精神的ダメージ受けながら走った。
6kmくらいか進んだところで水が少ないことが気になり始める。
気力が落ちていることから少しでも状況改善にならないかとエナジーバーを少量ゆっくり噛んで水を少量口に含みながら飲み込んだ。水分だけでなく、咀嚼、エネルギーの追加も効果はある。あるはず…。
ここから更に脱水して危ない状態になったら話にならないので1kmくらい(?)歩き倒した。
歩きながらリュックに入れてた非常用パウチ、ウイダーゼリーを思い出した。
重いけど持っててよかった。取り出して飲むが少し味覚がおかしい、ラムネ味なのに歯磨き粉のような苦味のあるミントみたいな味がした。しかしこれで少し回復した。
国道1号線(橋)が見えたところで走り出した。
走るのも不安だが歩いていたら時間がかかるし、脱水が進むより先に自販にたどり着く方が安パイ、
1号線に出れば自販がある。(並走した地元のランナーさんに確認した)
土地勘がないので悪戯にルートを外れてもろくなことが無い、とにかく1号線に向かうしかない。ログを見ると'5:30くらいで走っていた。ウイダーゼリー摂ってなかったら多分走れてない。
信号待ちして1号線に入ったら100mもしない所の店先に自販があり事なきを得た。
完全に脱水症状でダウンする前で良かったのだけどダメージは強く、しばらく休んでゆっくり移動しながら79km地点(実質83km)のセブンでカフェオレとクーリッシュ(アイス)でもう一度休憩を入れた。
この休憩の後、徐々に復活できた。
ここまでのロスト2回4km分と、補給ミスでの脱水が想定外のトラブルだった。
想定内
想定外以外は予々考えてた通りのペースでゆるく走った。
スタートして阿波しらさぎ大橋で見た日の出は素晴らしく綺麗だった。(書くの2回目)
チェックポイント①を通過して鳴門公園に向かう途中の小鳴門大橋、堀越橋、小鳴門新橋、あと橋でも無いのに四方見 展望台から下りに入った途端、内海が開けて見えるので橋の上走ってるみたいな眺めでとにかく橋多い。水場の風景綺麗だった。
峠などだらだらして半分くらい歩いたように思う。
眉山は脱水の後だったので最初の上り口は地元ランナーさんと話しながら歩いて上った。途中から一人で走って上った。なんだ上れるじゃん?(しんどいけど)この勾配で走れなかったら野辺山なんて絶対無理だなあ…とか自分こんなんで野辺山完走できないのでは等考えてしまった。
眉山の下りにかかって残り10km。降っている途中でガーミンのバッテリーが10%になったので20%まで充電した。
バッテリーに繋いだら保存されてしまうと思い込んで(macに繋ぐと充電+同期されるので)「後で再開する」にして一旦計測を区切ったので充電時間分だけ距離が計測できていない。
想定以上
ラスト7kmしんどくはあるのだけど~5:45で進み、とりわけラスト5kmはしっかり走れている。5:30~5:10まで上げてゴールした。
脱水には心が折れたが、足攣りなどゼロだった。
四万十川の時のようなゾンビにもならずに済んだ。
足爪は何本か死んだ。
その後の経過やウルトラ対策・写真などはまた次回